資格は効率よく取ろう
資格取得を目標にすえた勉強は、期限や取り組むべき範囲を決めやすく、非常に効率のいいスキルアップ方法です。しかし、その勉強自体にダラダラ取り組んでしまってはもったいない。資格勉強にも効率のいい攻略方法は存在します。資格は効率よく取りましょう。
計画を立てる
資格勉強に限らず、効率化の重要なポイントは計画を立てることです。資格試験の場合は試験日や出題範囲が決まっているため、最終的な「いつまでに、どこまで」というのは自動的に決まるのですが、攻略のコツは目標を細分化することです。試験日から逆算して、一ヵ月、一週間、一日ごとの達成目標を決めましょう。大事なのは少しずつでも毎日取り組むような計画にすることです。
日々の達成目標が決まったら、試験日までの一日のスケジュールを考えます。毎日どのタイミングで、何時間勉強するのかを設定するのです。人間の脳は寝ている間にその日の記憶を整理していると言われており、暗記系の勉強は夜、寝る前に行うのがいいとされています。朝は寝起きで気持ちも脳もリフレッシュしているので、少し難しめの問題演習に取り組むのに最適でしょう。
なかなかまとまった時間が取れない場合は、通勤・通学時間や入浴時間などのスキマ時間を有効活用できるような勉強方法を考えてみましょう。
効率のいいノートの取り方
ただインプットするだけでなく、学んだことをアウトプットするのが合格への近道。ノートをうまく活用することで、効率よくアウトプットできます。
ノートにまとめるとき、参考書を読みながらメモを取っていませんか?これも有効な勉強方法の一つですが、さらに効率をよくするためには、インプットした後少し置いてからノートに書いてみるようにしましょう。時間を置くことで、参考書の丸写しではなく、自分の理解度を確認しながらのアウトプットになります。
また、ノートは一つのテーマについて見開き2ページでまとめるように心がけましょう。ページを繰ることなくざっと確認できるようにすることで、復習がしやすくなります。
ノートに直接書かず、付箋に書いたメモをノートに貼っていく付箋ノート勉強法もおすすめです。自由に並び替えられるので復習しながら並び変えたり、もう覚えたものをはがしていって、復習が必要な情報を減らしていったりという活用方法ができます。
効率のいい過去問の取り組み方
過去問は資格試験のエッセンスが詰まった効率的な問題集です。過去問集を選ぶときには、見開きで完結しているものか、解答解説が別冊になっているものなど、問題と解答を見比べやすいものを選ぶと良いでしょう。また、過去問を重要度・頻出度で分類している教材は、やるべき範囲をしぼりやすいのでおすすめです。
過去問は1回だけでなく、2回以上解くようにしましょう。間違えてしまった問題はじっくりと解説を読み込み、2回目では間違えないように心がけてください。2回以上同じ場所で間違えるなら、参考書に立ち返って復習しましょう。