「必要な家電」は生活スタイルによって変わる
引っ越すなど新生活が始まる時、ついあれもこれも家電を買ってしまっていませんか?「これも必要だろう」と思って買った家電を結局使わず、ホコリをかぶったままにしてしまうという経験がある人も多いのではないでしょうか。
家電は安い買い物でもないので本当に必要最低限のものだけを揃えたいところですが、「必要な家電」の条件は、生活スタイルによって変わってきます。例えばがっつり料理をする人は高機能なオーブンレンジも欲しいところですが、自炊をしない人にとっては宝の持ち腐れになってしまいます。
1人暮らしなら、最低限誰でも用意しておきたいのは冷蔵庫、電子レンジ、洗濯機の3点です。
冷蔵庫は1人暮らしだと150~199Lが目安ですが、大きめのサイズだと便利です。食材をまとめ買いしても収納できますし、週末に料理を作り置きしても安心です。直冷式とファン式の二つがあり、安いのは直冷式ですが、霜とりの手間などを考えるとファン式がおすすめです。
電子レンジは1人暮らしの非常に強い味方です。冷凍食品やスーパーの総菜なども温めて食べられるほか、最近では電子レンジ用の調理器具が増えつつあり、電子レンジ一つあれば火を使わなくても様々な料理ができるようになっています。料理好きの人ならオーブンレンジも検討してみるといいでしょう。
コインランドリーなどが近くにあれば洗濯機はいらないと思うかもしれませんが、移動時間などの手間を省くためにも洗濯機は用意しましょう。まとめ洗いするためには6kg以上の容量があるものがおすすめです。乾燥機能が付いているとさらに洗濯を楽にしてくれます。
1人暮らし以外の場合でも、集合住宅なら静音タイプの洗濯機を選んだり、住まいが狭いならコンパクトな家電を選んだりと、生活環境に合わせて最適な家電を選ぶことが重要です。
家電選びの際は電気代や省エネにも注目
家電選びの際に忘れてはいけないのが電気代や省エネ性能です。
初期費用の安さだけで家電を決めてしまうと、後々電気代などのランニングコストがかかってしまい、結果的に損をしてしまうことも。また、古い家電は省エネ性能が低いことが多いので、10年以上もたったものを壊れるまで使うより、新しいものに買い替えてしまった方が安くなる可能性もあります。
家電一つあたりの電気代は、家電のW(ワット)数と1日の利用時間、電力会社の1kWhで計算できます。式は以下の通りです。
消費電力 × 時間 = 電力量(Wh)
Wh ÷ 1000 × 電力会社の1kWh
インターネット上では数字を入力するだけで計算してくれるサイトもあるので、利用してみてください。
家電レンタルも要チェック
最近では、家電レンタルという形もあります。洗濯機や冷蔵庫などもレンタルでき、半年や一年などの短期間しか利用しない場合は購入するより安く抑えられることもあります。こたつなどの季節ごとにしか利用しない家電はその時期だけレンタルするというのもアリでしょう。また、必要なのかどうか判断できない家電がある場合は一度レンタルで試してみて、購入するかどうか判断するのもおすすめです。