睡眠の必要性
「眠っている時間が無駄」…生活の効率化を考えている人は、こんなことを一度は考えてしまうのではないでしょうか。しかし、人間が生活していく上で睡眠は必要不可欠なものであり、適切な睡眠をとった方がより効率的に活動できるとされています。
例えば、睡眠の重要な役割の一つが「記憶の定着」です。人間は寝ている間に記憶を定着させていると言われており、睡眠をとった人の方が記憶の定着率があがるという研究結果もあります。
また、睡眠は心身の休息にも大きく関わります。どんな機械も使い続ければ壊れてしまうように、人間の心と体も適度な休息をとらなければうまく動かなくなってしまいます。効率的な生活は、健康な心身から。しっかり睡眠をとっていきましょう。
効率的な睡眠のとり方
せっかく睡眠をとるなら、効率的にとりたいですよね。
効率的な睡眠のためには、自分に最適な睡眠時間を把握しましょう。連休などに、眠くなったら眠り、自然に目が覚める時に起きるという生活をしてみてください。それがあなたにとって本当に必要な睡眠時間です。
忙しい時には必要な睡眠時間を確保するのも難しいかもしれません。ぐっすり眠るためには、以下のポイントを意識してみてください。
視覚
眠る前はパソコンやスマホなど、ブルーライトを発する機器の使用は避けましょう。人間は目から入る光で体内時計を整えています。夜は部屋の照明を暗くして、体内時計を夜に合わせます。
聴覚
無音状態よりも、静かな音楽が流れている方が質の良い睡眠につながるとされています。睡眠中のイヤホンは絡まるなどの危険もあるので避けて、スピーカーからα波のでるクラシック音楽などをかけてみるのがおすすめです。
嗅覚
ラベンダーやカモミールの香りには鎮静作用があるとされています。ふわりと香る程度にアロマを炊いてみると、気持ちよく入眠できるでしょう。
食事
食事は寝る3時間前に済ませましょう。寝る直前の食事は太る原因にもなってしまいます。眠れない時にはホットミルクなどがおすすめです。
睡眠は起床とセットで考える
ここまで効率的に眠る方法をご紹介してきましたが、すっきり目覚めるための工夫も重要です。
朝起きたら、まず太陽の光を浴びるようにしてください。体内時計がリセットされて、体が目覚めていきます。
また、朝ごはんはしっかり食べるようにしましょう。朝ごはんをとると血行が良くなり、脳が覚醒します。
起きる時間はできるだけ固定するのがおすすめです。休日はつい遅くまで寝てしまいたくなるかもしれませんが、寝だめはあまり意味がなく、むしろ生活リズムがくずれて不調につながってしまいかねません。