効率的な本の選び方
趣味やスキルアップのために読書しようと思っても、書店や通販サイト、図書館には本がたくさんありすぎて自分にあった本を選ぶのが難しいと感じることもあるのではないでしょうか。
効率的に自分にあった本を選ぶには、まずはジャンルを絞ってみましょう。今自分が読みたいのはビジネス書なのか、小説なのか、さらにその中でのジャンルは何なのかを自分の中で掘り下げてみてください。
読みたいジャンルが決まったら、そのジャンルが置いてある棚の中からタイトルや表紙で気になったものを手に取ります。最初に開くのは目次のページです。目次を見れば全体の内容が概観できるので、自分の求めている情報が含まれているかを判断できます。もし目次を見た時点で理解できない単語が多い場合には、今のあなたには難易度の高い本かもしれません。
ビジネス書の場合、目次の次に見るのはあとがきか最終章です。多くの本は最後に全体のまとめや結論が書かれているので、先にその本の結論を見てみましょう。もしその結論がすでに知っていることだった場合には、別の本を探してみてください。
自分ではなかなか本を選べない人は、他の人に紹介してもらった本を読むのもおすすめです。
効率的な本の読み方
読む本が決まったら、効率的な読み方を考えていきましょう。
まずは読書の環境を整えましょう。図書館やカフェなど、読書に集中できる場所を探してください。読書はできるだけ中断しないようにすると、集中して内容をインプットできます。また、読書時間を決めてみましょう。「この1時間は読書だけする」と決めてみると、ぐっと集中力が増します。
本を読みながらアウトプットしたり、アンダーラインを引いたりするのもおすすめです。
特に感想をアウトプットしておくと、後々振り返ることでその時の自分の考え方を思い出せて、成長を感じられます。
もし時間があれば、同じ本を3度読んでみてください。最初はざっと、できるだけ早く読み、気になったところをマークします。2回目は「この本で言いたいことは何か」を理解するために細かく読んでみましょう。3回目は、ノートに記録したり、自分なりの考え方を整理したりしながら読むと、一歩進んだ読書ができます。
速読の習得方法
読む速度が上がれば短時間でたくさんの本が読め、読書を効率化できます。
速読を身につけるトレーニングをご紹介しましょう。
速読するのに必要なのは、目の筋力と脳の処理速度です。
目の筋力を鍛えるには、とにかく目を動かすことです。速読では一文ずつ縦に読み進めていくのではなく、一行をひとかたまりにとらえて視線を横に移動させます。この動きを練習しましょう。
脳の処理速度をあげるトレーニングは難しいのですが、ギリギリ内容が分かる程度で自分にできる最高速度で文章を読む練習をすると良いでしょう。読み終わったら内容をできるだけ詳しく紙に書き出してみて、どれくらい理解できているかを確認してください。